ある程度Webサイトを運営していてアクセス解析をしていると、参照元の部分にsimple-share-buttons.comなど見知らぬ参照元からのアクセスがあると思います。
ついどの様なサイトから自分のサイトにアクセスしてきたのか見たくなってきますが、待って下さい!もう一度言います。その様なサイトにはアクセスしないで下さい。
これが俗に言うリファラスパムです。
このリファラスパムの足跡をGoogleアナリティクスでフィルターを掛けて排除する方法を解説します。
リファラスパムとは
そもそもリファラスパムとは、アクセス解析を行っているサイト運営者が参照元(リファラ)をクリックして確認したりするのを期待して行うスパム行為になります。
具体的に言うと、参照元に「○○○.simple-share-buttons.com」って所から結構アクセスが来てるな。「ちょっと見てみるか」でアクセスするとあなたのブラウザに情報を残したり、リダイレクトで他のサイトに誘導したりします。
これにより、色々な被害に会ったりする場合があります。場合によっては、ブラウザにスパイウェアなどを入れられたりする事もあります。
Googleアナリティクスでスパム情報をブロック
このように、リファラスパムのアクセスデータがかなりあります。純粋なデータ解析をする為にも弊害になるのでGoogleアナリティクスのフィルタ機能を使ってリファラスパムの情報をブロックしましょう。
それでは、リファラスパムをフィルタに掛ける方法です。
Googleアナリティクスの設定
Googleアナリティクスにログインした後、「アナリティクス設定」をクリックします。
ビュー内のフィルタ項目
ビュー内の「フィルタ」をクリックしてフィルタ設定に進みます。
新しいフィルタ
今から新しくフィルタを設定するので、「+新しいフィルタ」ボタンをクリックします。
ビューにフィルタを追加のフィルタ名
上記画面が表示されます。
まずは、フィルタ名を付けます。適当に何でもいいです。あなたが分かりやすい名前をつけておけばいいでしょう。
ちなみに筆者は、リファラスパムのURLを書いています。
ビューにフィルタを追加のフィルタの種類
フィルタの種類で「カスタム」をクリックします。
フィルターフィールドの選択
フィルターフィールドの部分のドロップダウンリストをクリックして、「参照」を選択します。
フィルタパターンを入力
フィルタパターンの部分にリファラスパムのURLを入力します。
「site39.simple-share-buttons.com」や「site31simple-share-buttons.com」などをフィルタに掛けたい場合は、ドメイン部分を入力すればいいです。
簡単に言えば、「simple-share-buttons.com」の部分がドメインになります。
これを、フィルタパターンに入力します。
フィルタの保存
最後に保存ボタンをクリックします。
フィルタの設定完了
保存されたら、上記画面が表示されます。
フィルタ名の部分に自分が付けたフィルタ名が表示され、フィルタの種類に除外が表示されていれば大丈夫です。もし、フィルタ種類の部分に他の物が表示されていたら間違って登録していますので、フィルタ名をクリックすると先程のフィルタ設定の編集が出来ます。
除外したいリファラスパムの数だけ設定
後は、Googleアナリティクスのデータから除外したいリファラスパムの数だけフィルタを設定して下さい。
あとGoogleアナリティクスのデータにフィルタ設定が反映されるのは、このフィルタを設定した後のアクセスデータになります。
つまり、フィルタ設定をする前にアクセスされたリファラスパムのデータな残ってしまう事になります。
これも除外したい場合は、アクセスデータを見る際に除外フィルタを掛けていくしかないです。
この方法については、今度記事にしたいと考えています。
効果的なリファラスパム対策
今回の設定方法でもリファラスパムに対して効果がありますが、もっと簡単に対策をする方法があります。
下記設定方法を先にしておいて、その後それでも記録されるもリファラスパムを今回の方法で除外した方が簡単です。
[sankoukizi] Googleアナリティクスで98%以上のスパム記録を除外する方法!
今回の設定をすり抜けるリファラースパムへの設定
(2015/4/30 追記)
今回のフィルターでの参照先除外設定で対処できないリファラースパムがありました。
「free-share-buttons.com」このドメインからのリファラースパムの記録は今回の方法では除外出来ませんので、別記事でその設定方法を紹介しています。
[sankoukizi] free-share-buttons.comリファラスパムをフィルターで排除する方法!
まとめ
日々サイトを運営していると、この様な迷惑なことをしてくる者がいます。
データ解析を行う上でも、不必要なデータですし、また、自分が間違ってアクセスしてしまい被害に会ってしまう事もあるでしょう。
そんな事が無いように、なるべく早目にGoogleアナリティクスのフィルタ機能で設定しておく事をオススメします。
ちなみに除外しておいた方がいいリファラスパムのドメイン名を下記に記載します。
- simple-share-buttons.com
- darodar.com
- o-o-6-o-o.com
- humanorightswatch.org
- bestwebsitesawards.com
などです。
他にもありましたら、随時追記していきたいと思います。
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