こんにちは、B-K(@analyzesiraberu)です。
2016年になった途端Googleアナリティクスのリファラに記録された”с.новым.годом.рф”というリファラ。
結論から言うと、ロシアからのリファラスパムっぽいですが、Googleアナリティクスのリンクをクリックしないよう注意して下さい。
それでは、”с.новым.годом.рф”を調べた内容とフィルタによる除外設定方法です。
キーワードスパムも行ってくるようになったので、それに対する対処方法です。
[sankoukizi] с.новым.годом.рфはキーワードスパムもしてくる!
с.новым.годом.рфからのアクセス記録
2016年1月1日から記録され始めました。
運営している複数のサイトに記録されていますが、サイトによってその記録されているセッション数は違います。
ちなみに、この”с.новым.годом.рф”の文字はロシアのキリル文字です。
アクセスしてくる国
”с.новым.годом.рф”のドメイン文字がロシアのキリル文字なので、アクセスしてくる国は”ロシア”からです。
その他の情報
Googleアナリティクス上で”с.новым.годом.рф”が記録している他の情報です。
- 言語:en-us
- OS:iOS
- ブラウザ:Safari
- ホスト名:google.com
- ランディングページ:トップページ
- ネットワークドメイン:ertelecom.ru
となっています。
また、トップページにアクセスしている形になっていますが、トップページのタイトルが”google”と変更されて記録されています。
с.новым.годом.рфをaguse.jpで調べてみる
通常なら普通にaguse.jpで調べてみたら、サイトの情報が表示されますが、この”с.новым.годом.рф”はロシアのキリル文字なのでそのままでは、サイトを調べる事が出来ません。
そこで、nslookupなどを使いドメイン情報を調べてからaguse.jpで調べてみます。
с.новым.годом.рфのドメイン情報
”с.новым.годом.рф”は実際には”xn--q1a.xn--b1aube0e.xn--c1acygb.xn--p1ai”と言う形になります。
この形で、aguse.jpで調べてみます。
aguse.jpで調べた結果
の形でaguse.jpで調べてみた結果、外部へリダイレクトされてはいませんでした。”xn--q1a.xn--b1aube0e.xn--c1acygb.xn--p1ai”
しかし、同一サーバ上の他のウェブサイトの部分を見てみると、
”lovevitaly.com”などのリファラスパムと同じサーバに存在しています。
[sankoukizi] satellite.maps.ilovevitaly.comはリファラスパム!新たなロシアからのスパム行為!
スクリーンショット
”с.новым.годом.рф”のサイトのスクリーンショットです。
ぱっと見は害が無さそうですが、ページタイトルを”google”に変更したりするので、リファラスパムなのは間違いありません。
そこで、Googleアナリティクスのフィルタ除外設定を行って、このリファラスパムをビューから除外設定します。
с.новым.годом.рфをフィルタ除外設定する
参照ドメインによるフィルタで除外する設定を行います。
簡単に説明しているので、詳しく知りたい方は参考記事を読んでみて下さい。
[sankoukizi] リファラスパムにうんざり!Googleアナリティクスでフィルタをかけて除外する!
Googleアナリティクスのフィルタを使って”с.новым.годом.рф”のアクセス記録を除外します。
サブドインになっているので、今後、サブドメイン名を変えてリファラスパムがあるかもしれませんので、今回は一括で除外するために、ドメイン部分の”годом.рф”を指定して除外設定します。
- Googleアナリティクス上のビュー内のフィルタをクリックします。
- 新しいフィルタを作成を選択します。
- フィルタ名を記入します。(自分でわかりやすいフィルタ名でいいです。)
- フィルタの種類でカスタムをクリックします。
- 除外を選択状態にして(デフォルトのまま)、フィルタフィールドに参照を選択します。
- フィルタパターンに”годом.рф”を記入します。
- 保存をクリックして完了です。
上記、フィルタ除外設定で”с.новым.годом.рф”や”○○○○.годом.рф”からのリファラスパムのアクセス記録を除外出来ます。
※フィルタ除外設定を行ってから、リファラスパムのアクセスが記録されなくなります。今現在のリファラスパムのアクセス記録は残ってしまうので注意しましょう。(設定当日分のリファラスパムのアクセス記録は除外される事が多いです。)
また、リファラスパムのフィルタ除外をする場合にはビューを複数作成しておいた方がいいです。
[sankoukizi] Googleアナリティクスでビューを複数作成する
まとめ
2016年に入ってからすぐに記録され始めた”с.новым.годом.рф”のリファラスパム。
ロシアからのリファラスパムで、”lovevitaly.com”などのリファラスパムと同じサーバに存在しています。
このリファラスパムからのアクセスがあると、サイトのトップページタイトルがGoogleアナリティクスの記録上では、”google”に書き換えられて記録されてしまいます。
徐々に記録されてくるセッション数が増えてきているので、早めにフィルタ除外設定しておいた方がいいでしょう。
リファラスパムだけでなく、キーワードスパムも行ってくるので、一緒に除外設定を行った方が良いです。
[sankoukizi] с.новым.годом.рфはキーワードスパムもしてくる!
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