こんにちは、B-K(@analyzesiraberu)です。
また、新しいリファラスパムの”getrichquickly.info”がGoogleアナリティクスに記録されました。
運営している複数サイトのGoogleアナリティクスに記録され、また、リファラスパムを見つけるためにアカウント作成してプロパティのみ作成してあるビューにも記録されているのでリファラスパムなのは確定です。
ホスト名等でリファラスパム対策してある場合にも記録されているので、個別にフィルタ設定する必要があります。
参考記事 Googleアナリティクスで98%以上のスパム記録を除外する方法!
そんな複数サイトのGoogleアナリティクスに足跡を残している”getrichquickly.info”というリファラスパムを調べた内容とフィルタ除外設定方法です。
getrichquickly.infoからのアクセス記録
2016年4月5日に運営している複数のサイトのGoogleアナリティクスのビューに”getrichquickly.info”は記録されました。
また、リファラスパムを見つけるための存在しないサイトのGoogleアナリティクスの参照(リファラ)にも記録されていたのでリファラスパムである事は確定です。(GoogleアナリティクスのトラッキングIDを悪用してアクセスしたように記録しているだけ)
どのサイトもセッション数は1だけですが、今後どれ位増えるのかはわかりません。
また、以前にも似たドメイン名のリファラスパムもありました。
[sankoukizi] getrichquick.mlはリファラスパム!ブラックリスト入りしているので注意!
アクセスしてくる国
この”getrichquickly.info”がアクセスしてくる国は、”アメリカ”と”イギリス”となっています。
実際にサイトへアクセスしてきているわけでは無いでしょうが。
その他の記録されている情報
Googleアナリティクス上で”getrichquickly.info”が記録している他の情報です。
- 言語:en
- OS:Linux
- ブラウザ:Firefox
- ホスト名:様々なホスト名が記録されています。
例 www.rutlouoo.fr、www.xbrbndzid.us、www.oyywzkiuq.cn、www.pbtdgliox.comなど他にも多数 - ランディングページ:トップページ
- ネットワークドメイン:voxility.comもしくは、(not set)
となっています。
この”getrichquickly.info”がアクセスしてくるトップページは、ページタイトルが”not set”状態で記録されます。
その他の情報の構成は、他のリファラスパムが記録してきている状態ととても似ています。
getrichquickly.infoをaguse.jpで調べてみた結果
直接、Googleアナリティクス上に記録されているリファラのリンクをクリックして、”getrichquickly.info”へアクセスするのは危険なので、aguse.jpを使って調べてみました。
画面上には、外部へリダイレクトされていますの文字は表示されていません。
実際に表示されるサイトのタイトル部分を見ると、”Opportunity – make money from home work”と表示されています。
先程も書いたリファラスパムと同じようです。
[sankoukizi] getrichquick.mlはリファラスパム!ブラックリスト入りしているので注意!
ただし、サーバーのIPアドレスは同じではありませんでした。
また、この”getrichquickly.info”はまだブラックリスト入りしていませんでした。
getrichquickly.infoのスクリーンショット
もし、Googleアナリティクスの参照(リファラ)から”getrichquickly.info”へアクセスしてしまった場合には、このような画面が表示されているでしょう。
Googleアナリティクスのアクセス記録上のページタイトルが(not set)表示になったりするので、フィルタによる除外設定を行います。
getrichquickly.infoをフィルタ除外設定する方法
参照ドメインによるフィルタで除外する設定を行います。
Googleアナリティクスのフィルタを使って”getrichquickly.info”のアクセス記録をビューから除外します。
- Googleアナリティクス上のビュー内のフィルタをクリックします。
- 新しいフィルタを作成を選択します。
- フィルタ名を記入します。(自分でわかりやすいフィルタ名でいいです。)
- フィルタの種類でカスタムをクリックします。
- 除外を選択状態にして(デフォルトのまま)、フィルタフィールドに参照を選択します。
- フィルタパターンに”getrichquickly.info”を記入します。
- 保存をクリックして完了です。
以前の”getrichquick.ml”というリファラスパム対策も併せて行うなら、6のフィルタパターンに”getrichquick”とだけ記入する方法もあります。その場合”getrichquickly.info”や”getrichquick.ml”を同時に除外設定出来ますが、”getrichquick○○○○.com”などのドメインのリファラ自体も除外されてしまいます。
もし、それが問題なければ上記フィルタパターンで記述しておくといいでしょう。
※フィルタ除外設定を行ってから、リファラスパムのアクセスが記録されなくなります。今現在のリファラスパムのアクセス記録は残ってしまうので注意しましょう。(設定当日分のリファラスパムのアクセス記録は除外される事が多いです。)
また、リファラスパムのフィルタ除外をする場合にはビューを複数作成しておいた方がいいです。
まとめ
以前の”getrichquick.ml”と似たリファラスパムの”getrichquickly.info”。
記録されている情報のホスト名がどれ一つ同じ物が無く、ネットワークドメイン名がほとんど”voxility.com”となっており、アクセスされたトップページのタイトルが”not set”状態として記録されている特徴も同じです。
やはり、このリファラスパムの”getrichquickly.info”は、”getrichquick.ml”のリファラスパムと同一人物が行ってきているスパム行為なのでしょう。
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