こんにちは、B-K(@analyzesiraberu)です。
また、新しいリファラスパムが記録されました。
”motherboard.vice.com”という参照(リファラ)で訪れたっぽく装っていますが、やはり実際にはリファラスパムでした。
ページタイトルや言語設定部分の記録も偽装された状態で、Googleアナリティクスに記録されるので、早急に対処した方がいいでしょう。
そこで、Googleアナリティクスの参照(リファラ)に記録された”motherboard.vice.com”について調べた内容とGoogleアナリティクスでのフィルタ除外設定方法です。
motherboard.vice.comからのアクセス記録
2016年12月6日に他に運営しているサイトのGoogleアナリティクスに記録され始めました。そして、リファラスパムを見つけるためのGoogleアナリティクスにも記録されたのでリファラスパムなのは確定です。
その記録されているPV数も異常に多く、また、言語設定なども記録されたデータが狂わされている状態です。
アクセスしてくる国
”motherboard.vice.com”を経由してアクセスしてきている国は”ロシア”からです。
実際にはサイトにアクセスしてきている訳ではありませんが、偽装した状態でGoogleアナリティクスに記録されてしまいます。
その他の記録されている情報
Googleアナリティクス上で”motherboard.vice.com”が記録している他の情報です。
- 言語:”o-o-8-o-o.com search shell is much better than google!”と偽装されて記録されています。
- OS:iOS
- ブラウザ:Firefox
- ホスト名:www.bbc.com(適当なホスト名を記録しているかと)
- ランディングページ:トップページ
- ネットワークドメイン:ertelecom.ru、clodo.ru
となっています。
また、ランディングページがトップページになっていますが、ページタイトルが”motherboard.vice.com/read/this-pro-trump-russian-is-spamming-google-analytics”として記録されます。
motherboard.vice.comをaguse.jpで調べてみた結果
直接リンクを踏むのは危険なので、aguse.jpで”motherboard.vice.com”について調べてみました。
特別外部へリダイレクトしたりしているわけではありませんでしたが、リファラスパムをしてきているのか確定なので、リンクを辿ったりしない方がいいでしょう。
もし、Googleアナリティクス上のリファラのリンクをクリックしてしまった場合は、この様なページが表示されるでしょう。
スクリーンショット
最近は、トランプがらみのスパム行為がとても多いですね。
とりあえず、さっさとGoogleアナリティクスのフィルタ除外設定を行っていきます。
motherboard.vice.comをフィルタ除外設定する方法
今回、このリファラスパムをフィルタ除外設定する方法として、言語設定によるフィルタで除外する設定を行います。
いつもなら、参照(リファラ)を指定して除外するのですが、言語設定の部分に”o-o-8-o-o.com”の文字があります。この”o-o-8-o-o.com”は以前からリファラスパムを行ってくるドメインで、とうとう言語設定の部分にも現れ出し、さらに今後も同じようにリファラスパムをしてくる事は予想出来ます。
それに対して、予防として言語設定に”o-o-8-o-o.com”が含まれる場合には除外する設定を行って起きます。
ついでに、参考ページの設定も行っておくといいですよ。
[sankoukizi] o-o-8-o-o.comはリファラスパム!まとめて正規表現でフィルタ除外するよ!
Googleアナリティクスのフィルタを使って”o-o-8-o-o.com”のアクセス記録を除外します。
- Googleアナリティクス上のビュー内のフィルタをクリックします。
- 新しいフィルタを作成を選択します。
- フィルタ名を記入します。(自分でわかりやすいフィルタ名でいいです。)
- フィルタの種類でカスタムをクリックします。
- 除外を選択状態にして(デフォルトのまま)、フィルタフィールドに言語設定を選択します。
- フィルタパターンに”o-o-8-o-o.com”を記入します。
- 保存をクリックして完了です。
上記、フィルタ除外設定で”o-o-8-o-o.com”からのリファラスパムのアクセス記録を除外出来ます。
※フィルタ除外設定を行ってから、リファラスパムのアクセスが記録されなくなります。今現在のリファラスパムのアクセス記録は残ってしまうので注意しましょう。(設定当日分のリファラスパムのアクセス記録は除外される事が多いです。)
また、リファラスパムのフィルタ除外をする場合にはビューを複数作成しておいた方がいいです。
まとめ
motherboard.vice.comというリファラスパムが出て着ましたが、それはロシアからのスパム行為でした。
また、言語設定の部分が”o-o-8-o-o.com search shell is much better than google!”と偽装されて記録されており、さらに、ページタイトルが”motherboard.vice.com/read/this-pro-trump-russian-is-spamming-google-analytics”として記録されてしまいます。
2・3PV程度ならほったらかしたりするのですが、執筆現在1日で100PVを超えているので早急にフィルタ除外設定を行いました。
コメント
この12月4日から私の個人的なブログに毎時5件くらいのアクセスがあり気持ち悪いのでグーグル・アナリティクを本日入れてみました。するとリアルタイムのサマリーで、motherboard.vice.comからののものであることが判明。すぐにご教授の対策をとりました。引き続きしばらくモニターしてましたが、アクセスは現在のところなくなっています。ありがとうございました。
>ふじひろ様へ
コメントありがとうございます。
今回のリファラスパムは、ちょこちょこリアルタイムでモニターしていたので、即座にフィルタ除外を行えました。
12月8日頃には、リファラスパムを見つける為のサイトにも記録されなくなりましたが、年末年始にかけて新しいリファラスパムが出てくる事が予想されます。
その際は、なるべく早く記事にするので参考にしてみて下さい。
ここからのPV増加で悩んでいました。非常に参考になりました。ありがとうございます。
>ログフォト様へ
コメントありがとうございます。
当記事が参考になったみたいで良かったです。
ただ、年末年始にかけて新しいリファラスパムが発生する事が予想されますので、その際はなるべく早く記事にするので再度参考にしてみて下さい。
リファラスパムというものがあるんですね。
とても勉強になりました。
ところで、私だけかもしれませんが、今朝までは、
motherboard.vice.comからのアクセスだったのが、お昼頃から
blackhatworld.comからのアクセスに変わっていました。
o-o-8-o-o.comを除外設定すれば良いのかもしれませんが、スパマーと戦うのがしんどいと感じたので、何もしないことにしました。
スパム対策って大変ですね……。
>r_nobu さんへ
返信がだいぶ遅くなってしまい申し訳ありません。
リファラスパムは、色々な形で迷惑行為をしてきます。
全てに即座に対処しようとすると大変なので、最低でもGoogleアナリティクスで98%以上のスパム記録を除外する方法!とネットワークドメインを指定してリファラスパムを除外設定する方法!の対策を行っておくと相当数のスパム行為を防げるようになります。
それでも100%では無いので、あとは自分がどこまで妥協するかでリファラスパム対策をしていくか考える方がいいでしょう。
当サイトでも極力PVが多すぎるスパムに対しては、その対処方法等の記事を記載していってます。