こんにちは、B-K(@analyzesiraberu)です。
Googleアナリティクスのオーガニック検索にデフォルトで登録されている検索エンジンは、Google、Yahoo、Bingなどの有名所はもちろん登録されています。
また、スマホなどからの検索に使われる、Docomoやauなどの検索エンジンは、以前は登録されていませんでしたが、今現在はデフォルトで登録されてオーガニック検索の方に表示されています。
しかし、参照(リファラ)の部分を見ると他にも日本の検索エンジンを利用してアクセスしているユーザーもいます。
そこで、Googleアナリティクスのオーガニック検索に他の検索エンジンを登録し、さらに、そこからの訪れたさいの検索キーワードを取得設定する方法です。
Googleアナリティクスに登録されていない検索エンジン
Googleアナリティクスに登録されていない検索エンジン経由のトラフィックは、参照元(リファラ)に記録されます。
そして、上記画像の参照元で赤枠で囲った物は独自の検索エンジン経由からのアクセスとなります。
別で運営しているサイトのデータですが、”search.fenrir-inc.com”や”search.nifty.com”経由などからのアクセスも多く記録されています。
これらの検索エンジン経由からのアクセスをそのまま参照元(リファラ)として記録させずに、Googleアナリティクスへ検索エンジンと登録するとどの検索キーワードでサイトへアクセスしてきたかがわかるようになります。
ちなみに、上記画像上の”search.yahoo.co.jp”は、ヤフー検索経由からなのですが、暗号化通信により検索された数になり、暗号化通信された場合には検索キーワードを取得する事が出来ません。
[sankoukizi] Yahoo検索が暗号化され始めた現状のキーワード検索の記録はどうなった?
デフォルトでは参照に表示される検索エンジン
執筆時点(2016年3月7日)で、参照に表示されている検索エンジンです。
多くの独自の検索エンジンがありますが、複数運営しているサイトのデータから流入が多い順に記載しています。
表示参照元 | 検索エンジン名(サイト) |
search.fenrir-inc.com | Sleipnir |
search.nifty.com | @nifty |
jp.hao123.com | hao123 |
search.azby.fmworld.net | @nifty(富士通MY Cloud) |
home.kingsoft.jp | Starthome(kingsoft) |
int.search.tb.ask.com | Ask |
search.myjcom.jp | J:COM(MY J:COM) |
jwsearch.jword.jp | JWordサーチ |
ysearch.luna.tv | Lunascape |
so-net.ne.jp | So-net |
websearch.excite.co.jp | exciteウェブ検索 |
※あくまでも、自分のサイトの平均流入順で記載しています。(他の方ではこの順番では無い事があります。)
検索エンジンのクエリパラメータを調べる
Googleアナリティクスに検索エンジンを追加する前に、クエリパラメータを調べます。
上記画像のように、例えば検索エンジンの検索窓に”Googleアナリティクス”と入力して、検索するとURLの部分に”Googleアナリティクス”の文字が含まれたURLが表示されます。
そして、その検索文字列の前にある文字(=の前。例ではq)はクエリパラメータになります。
このようにして、追加する検索エンジンのクエリパラメータを調べていく必要がありますが、今回Googleアナリティクスに追加する検索エンジンの検索パラメータについては、調べてありますので追加する場合はそれを参考にして下さい。
Googleアナリティクスにオーガニック検索ソースとして検索エンジンを追加設定する方法
アナリティクス設定内のトラッキング情報
Googleアナリティクス設定画面を表示させて、上記赤枠の”トラッキング情報”をクリックして進みます。
トラッキング情報内のオーガニック検索ソース
トラッキング情報をクリックしたら、画面上にリストが表示されて”オーガニック検索ソース”の文字が表示されます。
その”オーガニック検索ソース”をクリックして進みます。
オーガニック検索ソースの検索エンジンを追加
Googleアナリティクスに検索エンジンを追加していない場合は、上記画面が表示されると思います。
ここの画面から、検索エンジンを追加していきます。
”+検索エンジンを追加”ボタンをクリックして進みます。
オーガニック検索ソースのデフォルトに検索エンジンを追加
この画面で、個別にデフォルトの検索エンジンとして追加登録していきます。
- 検索エンジン名(オーガニック検索に表示させる検索エンジン名です。自由に付ける事が可能ですが、適当に名前を付けると自分でもわからなくなるかもしれないので、一般的に使われている名称などを付けたらいいです。)
- ドメイン名に次を含む(参照に表示されているドメイン名を記入します。注意点として、サブドメイン付きの”search.nifty.com”と入力した場合とドメイン名のみの”nifty.com”と入力した場合では、挙動が少し変わってきます。
もし、”nifty.com”のドメイン名で入力していた場合、”search.nifty.com”の検索経由で訪れた場合は、もちろんオーガニック検索として表示されますが、逆に”nifty.com”サイトに自サイトが紹介されたりした場合のリンク(参照)の場合でもオーガニック検索としてカウントされてしまいます。この点を解決するために、”search.nifty.com”とサブドメインを付けて記入した方がいいです。もしくは、下の欄のパスに次を含むのオプションを利用してもいいです。
”search.nifty.com”から下に行くと、”/websearch/search”というURLが表示されます。この部分をパスに入力するといいでしょう。
- クエリパラメータ(先程調べた検索エンジンのクエリパラメータを入力します。)
- 作成ボタンをクリックして登録完了です。
Googleアナリティクスに個別で検索エンジンを追加したら、上記画像のように検索エンジン名等が表示されます。
検索エンジンを追加登録用一覧表
あくまで、自分のサイトでの集計から登録するのでもし下記に無い場合は、自分で調べて入力していく必要があります。
また、あまりにも少ないアクセスの検索エンジンは省いています。
検索エンジン名 | ドメイン名 | クエリパラメータ | ※パス |
Sleipnir | search.fenrir-inc.com | q | |
@nifty | search.nifty.com | q | ※ /websearch/search |
hao123 | jp.hao123 | query | |
FujituMY Cloud | search.azby.fmworld.net | q | ※ /websearch/search |
KINGSOFT | home.kingsoft.jp | keyword | |
Ask | int.search.tb.ask.com | searchfor | |
J:COM | search.myjcom.jp | q | |
JWord | jwsearch.jword.jp | q | |
Lunascape | ysearch.luna.tv | q,keyword | |
So-net | so-net.ne.jp | query | /search/web/ |
excite | websearch.excite.co.jp | q |
※サブドメインを省略して登録する場合は、パスを入力した方がいいです。
検索エンジンの使用が変更になった場合、適宜クエリパラメータ等を調べ直す必要があります。
まとめ
Googleアナリティクスには、全ての検索エンジンが登録されてはいないので、自分のGoogleアナリティクスの参照等に多くアクセス記録として残されている検索エンジンは、自分でオーガニック検索ソースに追加する事によって、オーガニック検索としてカウントされるようになります。
また、オーガニック検索に登録した場合、検索キーワードも取得出来るようになるので、検索キーワードの精度も上がっていくでしょう。
まだまだ、他にも登録されていない検索エンジンはありますが、とりあず今回記載した分だけでも登録しておくといいかもしれません。
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