こんにちは、B-K(@analyzesiraberu)です。
また、新しいリファラスパムが記録されました。
”Congratulations to Trump and all americans”という形でGoogleアナリティクスの言語に記録されていたのですぐに判りました。
ページタイトルや言語部分の記録も偽装された状態で、さらに参照(リファラ)には”washingtonpost.com”が記録されていましたが、実際にこのドメインはアメリカのワシントンポスト紙のドメインでした。
実際にワシントンポストから来ている訳ではなく、偽装された記録です。
そこで、Googleアナリティクスに記録された”Congratulations to Trump and all americans”について調べた内容と、Googleアナリティクスでのフィルタ除外設定方法です。
Congratulations to Trump and all americansからのアクセス記録
2016年12月20日から他に運営しているサイトのGoogleアナリティクスに記録され始めました。
丁度リアルタイムで見ていたら、参照元(リファラ)に”washingtonpost.com”が表示されていましたが、所在地の部分が”Requested map does not exist”と表示されていたので、すぐに調べてみたら参照(リファラ)は正規のワシントンポスト紙の物でした。
しかし、この参照(リファラ)経由でアクセスしてきている国を見て参照(リファラ)を偽装しているリファラスパムである事がわかりました。
アクセスしてくる国
言語部分が”Congratulations to Trump and all americans”になっている物で、その記録に残されている国は”ロシア”からでした。
実際にサイト自体にアクセスしてきている訳ではありませんが、Googleアナリティクスの色々なデータを狂わされてしまいます。
その他の記録されている情報
Googleアナリティクス上で”Congratulations to Trump and all americansとして記録されている言語の他の情報です。
- 言語:”Congratulations to Trump and all americansと偽装されて記録されています。
- OS:iOS、Windows
- ブラウザ:Safari、Chrome
- ホスト名:nypost.com(ニューヨークポスト紙のドメイン名に偽装)
- ランディングページ:トップページ
- ネットワークドメイン:ertelecom.ru、sotline.ru
となっています。
また、ランディングページがトップページになっていますが、ページタイトルが”from Vitaly”と”www.washingtonpost.com/politics/the-electoral-college-is-poised-to-pick-trump-despite-push-to-dump-him/2016/12/19/75265c16-c58f-11e6-85b5-76616a33048d_story.html”の2つ記録されています。
ただし、圧倒的に前者のページタイトルが多いです。今後変わってくるかもしれませんが。
何はともあれ、Googleアナリティクスのデータ精度が狂わされてしまうので、フィルタ除外設定を行います。
Congratulations to Trump and all americansが記録されないようにフィルタ除外設定する方法
今回、このリファラスパムをフィルタ除外設定する方法として、言語によるフィルタで除外する設定を行います。
記録されている言語(Congratulations to Trump and all americans)の一部分に”Trump”の文字があります。今後も同じように”Trump”が入った言語でリファラスパムをしてくる事は予想出来ます。
それに対して、予防として言語”Trump”が含まれる場合には除外する設定を行って起きます。
Googleアナリティクスのフィルタを使って”Congratulations to Trump and all americans”のアクセス記録を除外します。
- Googleアナリティクス上のビュー内のフィルタをクリックします。
- 新しいフィルタを作成を選択します。
- フィルタ名を記入します。(自分でわかりやすいフィルタ名でいいです。)
- フィルタの種類でカスタムをクリックします。
- 除外を選択状態にして(デフォルトのまま)、フィルタフィールドに言語設定を選択します。
- フィルタパターンに”Trump”を記入します。
- 保存をクリックして完了です。
上記、フィルタ除外設定で”Congratulations to Trump and all americans”からのリファラスパムのアクセス記録を除外出来ます。また、”Trump”の文字を入力しているので、今後”Trump”の文字を含んだ言語の記録を持つリファラスパムへの対策にもなります。
※フィルタ除外設定を行ってから、リファラスパムのアクセスが記録されなくなります。今現在のリファラスパムのアクセス記録は残ってしまうので注意しましょう。(設定当日分のリファラスパムのアクセス記録は除外される事が多いです。)
また、リファラスパムのフィルタ除外をする場合にはビューを複数作成しておいた方がいいです。
まとめ
2016年12月20日にGoogleアナリティクスのリアルタイムを見ていると、参照(リファラ)に”washingtonpost.com”のドメイン名が表示されていましたが、それは偽装された物で言語部分に”Congratulations to Trump and all americans”が記録されていました。
ページタイトルも”from Vitaly”と”www.washingtonpost.com/politics/the-electoral-college-is-poised-to-pick-trump-despite-push-to-dump-him/2016/12/19/75265c16-c58f-11e6-85b5-76616a33048d_story.html”の2つ記録されてしまいますので、早めに対処した方がいいでしょう。
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