2015年11月24日と27日に集中的にGoogleアナリティクスのリファラの記録に50のセッション数を記録している”adf.ly”というドメイン。
調べてみると、海外のアフィリエイトサイトっぽいです。
自分が運営している全てのサイト自体で記録されているわけでは無く、リファラスパムを見つけるためにアカウント作成してプロパティのみ作成してあるものに記録されています。
また、リファラ除外設定を行っているGoogleアナリティクスのビューでは記録されていません。
[sankoukizi] Googleアナリティクスで98%以上のスパム記録を除外する方法!
しかし、Googleアナリティクスを活用していてまだ、リファラスパムの除外設定などを行っていない方は被害に合う可能性があるので念の為調べてみました。
adf.lyからのアクセス記録
2015年11月24日と27日にGoogleアナリティクスの参照サイトに50セッション記録されていました。
ちなみに、画像上のリファラは全てリファラスパムです。
Googleアナリティクス上でリファラスパムの除外設定をしていないと、約1か月でこれだけのリファラスパムが記録されています。
アクセスしてくる国
”アメリカ”を筆頭に、中国・フランス・イタリア・日本など多岐に渡っています。
また、not setも19セッションあります。
他の記録されている情報
OSは、全て”Macintosh”でブラウザは”Chrome”となっていました。
ネットワークの部分も、”unknow”を筆頭に他のネットワークが入っています。
ホスト名の部分は、全て”not set”になっています。
通常ならこのホスト名の部分には、サイトのドメイン名が入ってくるのですがここが”not set”になっています。
ちなみに、この”adf.ly”は自分の記録だと”adf.ly/1SDmxr”の参照記録になっています。
ネットの情報
ネットでこの”adf.ly”を調べてみると、海外のアフィリエイトサイトで24時間で1000回リンクを踏ませると$4の報酬がもらえるなどと書かれていました。
また、ブラウザ上に強制的に広告を表示させる、adf.lyウィルスなどの情報もありました。
今回記録された物は、アフィリエイトリンクを踏ませる目的で、サイト運営者のGoogleアナリティクスへリファラスパムを行い、リンクを踏ませようとしてきたのではないでしょうか。
”adf.ly/1SDmxr”の”1SDmxr”の部分がリンク先になっていると考えられます。
aguse.jpで調べる
aguse.jpで”adf.ly”へアクセスしてみても、タイムアウトして情報が調べられなかったので、”adf.ly/1SDmxr”という形で調べてみました。
そうすると、サイトのタイトルに”AdF.ly – Suspended”の文字が表示されています。
このリファラスパムを行っているアカウントが凍結されたのでしょうか。
スクリーンショット
”adf.ly/1SDmxr”のスクリーンショットです。
アカウント凍結されたような感じです。
”adf.ly/1SDmxr”をフィルタ除外設定
このリファラスパムの記録を除外する方法です。
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ホスト名が”not set”になっているので、それを利用してフィルタ除外設定します。
上記設定を行っておけば、他のリファラスパムも記録されなくなるので、まだ設定していない方は参考に設定しておく事をオススメします。
まとめ
”adf.ly”という海外アフィリエイトリンクを踏ませようとするリファラスパム。
複数の海外からの記録になっているので、他のPCをウィルスに感染させGAトラッキングコードを悪用してあたかもサイトにアクセスしたかのように偽装しているのでしょう。
リファラスパムの除外設定を行っておけば、もともと記録されないタイプのリファラスパムなので、まだ設定をしていない方は間違ってリンクを踏む前に設定を行っていた方がいいでしょう。
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